大谷翔平選手が目標達成に使った「マンダラート」をご存じでしょうか?
多くの方々が自分の夢や目標に向き合い、それを実現するために日々向き合っていることでしょう。
中には、「自分の夢って何だろう?」「使命って何だろう?」とわからずにいる方もいらっしゃるかもしれません。
マンダラートは、目標が明確にある方にはその目標を達成する力を、まだ自分が何をしたいのかわからない方には、夢や使命を見つける手助けをしてくれる効果的なツールです。
この記事では、マンダラートの基本的な仕組みから活用法までを紹介します。
マンダラートとは?

1 マンダラートの起源と概要
マンダラートは、日本の教育者である松村寧雄氏が1979年に考案した思考整理のツールです。
その名前の由来は、仏教の曼荼羅(まんだら)。
曼荼羅が中心から外側に広がる構造を持つように、マンダラートも中心に置いたテーマから関連するアイデアを放射状に展開していきます。
このシンプルな構造が、アイデアを整理しやすくし、視覚的に理解しやすくしてくれるんですね。
特に目標設定や課題解決の際に役立ち、学生からビジネスパーソンまで幅広い層に利用されています。
ただし、初めて使う人には「どう始めたらいいの?」という部分もあるかもしれません。
その場合は、大谷翔平選手の実例やテンプレートなどを参考にすると良いでしょう。
2 マンダラートの特徴と仕組み
マンダラートの最大の特徴は、そのシンプルさと応用の幅広さにあります。
中心にテーマを置き、それを囲むように8つの関連アイデアを書きます。
それぞれの枠も中心となり、さらに8つのアイデアに派生させる仕組みです。
この構造により、考えを深めたり、視点を広げたりすることが可能になります。
具体的には以下のような場面で役立ちます:
- 目標設定 明確なゴールとその達成方法を視覚化
- 問題解決 課題の核心とその解決策を整理
- ブレインストーミング 新しいアイデアを生み出す
ただし、情報を詰め込みすぎると混乱を招く可能性があるため、書き出す内容を適切に絞ることが大切です。
また、構造にこだわりすぎず、自分が使いやすい形にアレンジする柔軟性も重要です。
3 なぜ大谷翔平選手が選んだのか
メジャーリーガーとして活躍する大谷翔平選手が高校時代に使用したことで、マンダラートは一躍注目を集めました。
大谷選手がマンダラートを使った理由は、目標を具体的に分解して、その達成手段を明確にするためだったのではないでしょうか?
大谷選手が高校時代に作成したマンダラートには、「ドラ1 8球団」という目標が中央に書かれ、その周囲には「体づくり」や「運」などの項目が記載されています。
単語や短い一文でシンプルに書かれているのが特徴ですね。
これにより、日々何をするべきかが明確になり、モチベーションを維持しやすくなったことでしょう。
マンダラートは、一目で全体像を把握できるので、それぞれの行動がすべて目標につながっているという実感が保てる利点があります。
4 マンダラートとマインドマップの違い
「マインドマップと何が違うの?」
もしかしたら、このように思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。
マンダラートもマインドマップも放射状に伸びていく点は同じです。
ここでは簡単に、マンダラートとマインドマップとの違いについて、補足をいれておきます。
マンダラートとマインドマップはどちらも思考を整理し視覚化するツールですが、その構造や使い方には明確な違いがあります。
以下に主な違いをまとめました。
1. 構造の違い
- マンダラート
中心にテーマを置き、正方形のグリッド形式で8つの関連アイデアを配置します
その8つのアイデアもそれぞれ中心となり、さらに詳細を掘り下げていきます
全体的に規則的なレイアウトが特徴です
【メリット】規則的でわかりやすい構造
【デメリット】クリエイティブな発想にはやや制約を感じる場合がある - マインドマップ
テーマを中心に放射状に枝を伸ばし、その枝にさらに細かい枝をつけていく形式です
自由なレイアウトが可能で、色やイラストを活用しながら視覚的に表現可能
【メリット】自由度が高く、クリエイティブな発想に適している
【デメリット】全体像が見えにくい場合がある
2. 用途の違い
- マンダラート
主に目標設定や課題解決など、計画的な思考を行う場面で効果を発揮します。
大谷翔平選手が活用した例にあるように、具体的な目標達成の手段を明確にしたい場合に最適です。
【例】1年後に達成したい目標を具体的なアクションに落とし込む - マインドマップ
創造性や発想力を必要とする場面で役立ちます。
ブレインストーミングやアイデアの整理に向いており、自由な連想や視覚的な表現を楽しめます。
【例】新しいプロジェクトのアイデアを広げたり、複雑な情報を整理したりする
3. 視覚的な要素
- マンダラート
規則的な正方形グリッドで簡潔にまとめられます。
視覚的なカラフルさは少ないですが、効率的に情報を整理するのに適しています。 - マインドマップ
色やイラストを多用して情報を視覚的に魅力的に表現します。
視覚からインスピレーションを得やすいツールです。
4.どちらを選ぶべきか?
- 目標設定や計画が必要 マンダラートを選びましょう。やるべきことが具体的になります。
- 創造力や自由な発想が必要 マインドマップが適しています。柔軟にアイデアを広げることができます。
いずれも目的や状況に応じて使い分けてみてください。
大谷翔平選手とマンダラート

1 大谷選手が使ったマンダラートの内容
大谷翔平選手が高校生時代に作成したマンダラートは、大谷選手の未来を決定づける重要なツールとなったことはあなたもおわかりになったでしょう。
このマンダラートの中心には「ドラフト1位で8球団から指名される」という具体的な目標が掲げられています。
(大谷選手のマンダラートは検索すると出てくるので、ご自身で探してみてください。)
そこから広がる周囲の8つの枠には、その目標を達成するための行動や考え方が書かれていました。
具体的な例として、「運」「メンタル」「スピード160km/h」などが挙げられ、それぞれさらに詳細な8つの項目に展開されています。
「スピード160km/h」には「体幹強化」「体重増加」などが含まれており、一つひとつが実現可能な行動に落とし込まれているのが特徴です。
このように具体的な行動を視覚化することで、目標に向かう日々の行動が明確になります。
また、マンダラートは全体を俯瞰できるため、どの要素に力を入れるべきかが一目で分かります。
ただし、あまり細かくしすぎると、やることが多くてプレッシャーになる可能性があるので、柔軟さを持たせるのもポイントです。
2 小田凱人選手とマンダラート
小田凱人選手は、車いすテニス界で輝かしい成果を挙げる若き選手として注目されています。
彼もまた、マンダラートを活用して目標を達成してきたんですね。
私は小田選手が出演したニュースでこのことを知りました。
小田凱人選手が描いたマンダラートの内容
小田選手のマンダラートは、残念ながら、現在のところ、サイト等では公開されていないようです。
テレビでは中学1年生の時に書いたマンダラートが紹介されていましたが、
「2024金」が中心目標として掲げられ、「食」「環境」「技術」「メンタル」「体力パワー」「チェアワーク」「人間力」「夢」の8項目が書かれていました。
2 マンダラートで目標設定するメリット
マンダラートを活用することで、目標達成に向けた道筋が明確になります。
その理由は以下の通りです。
- 全体像を把握しやすい
マンダラートのグリッド構造は、目標とその要素を視覚的に整理できます
全体像を俯瞰できることで、取り組むべき優先順位が明確になります - 行動計画が具体化される
中心の目標を実現するために必要なアクションを細分化できます
これにより、日々の行動に一貫性が生まれます - 達成感を得られる
各要素を1つずつ実行するたびに小さな成功体験が得られるので、それがやる気を後押ししてくれます
ただ、目標をあまりにも高く設定すると達成感を得にくくなるので、挫折につながることもあります。
無理のない範囲で段階的に進めることが重要です。
3 スポーツ以外でのマンダラートの応用
マンダラートはスポーツだけでなく、あらゆる分野で応用できます。
以下にいくつかの例を挙げます。
- キャリア設計
就職活動や転職の際、目標とする職業やスキルを中心に配置し、それを達成するための行動を具体化できます - 学習計画
資格取得や語学学習など、学ぶべき項目や習得スケジュールを整理する際に便利です - 家事や育児の効率化
家庭内のタスクを整理し、優先順位をつけることで無駄を減らせます
視覚化することで不安が軽減され、具体的なアクションを起こしやすくなるので、日常生活や仕事、趣味の目標達成にもぜひ活用してみてください。
マンダラートの作り方を解説

1 必要な道具と準備方法
マンダラートを始める際に必要な道具はシンプルです。
基本的には以下を揃えるだけで十分です。
- 紙とペン
方眼用紙がおすすめですが、白紙でもOK
カラーペンやマーカーがあると見やすくなります - テンプレート
インターネットで無料でダウンロード可能なものがたくさんあります
手書きが苦手な方はパソコンでも作成可能です - 集中できる環境
落ち着いた場所で取り組むと、より良いアイデアが浮かびます
準備の際には、中心に置きたい「大目標」をしっかり考えておくこと。
これが全体の軸になります。
また、目標が抽象的すぎると書き進めにくいので、「明確で具体的」な表現にすることが大切です。
例えば、「運動を頑張る」ではなく「週3回ジョギングをする」といった形に具体化します。
2 具体例で学ぶマンダラートの書き方
具体例をもとにマンダラートの作成手順を解説します。
今回は「健康的な生活」を中心に置いた例を取り上げます。
- 中心の目標を書く
9マスの真ん中に「健康的な生活」と記入します - 周囲の8マスに要素を記入
中心目標を実現するために必要な要素を書き出します
例えば以下のような項目です
1.運動
2.食事改善
3.睡眠
4.ストレス管理
5.水分補給
6.体重管理
7.サプリメント
8.定期検診 - 外側にさらに具体化する要素を展開
それぞれをさらに具体的な行動に落とし込みます
「運動」なら「ヨガを週2回する」「30分ウォーキング」など
このように全体を分解することで、何をすべきかが明確になり、取り組みやすくなります。
中心から外側へ展開していくことで、目標を体系的に整理できます。
3 実践時のよくある失敗と対策
マンダラートを作成する際には、いくつかの失敗に陥りやすいポイントがあります。
以下にその例と対策を紹介します。
- 目標が曖昧すぎる
「幸せになりたい」など抽象的な目標では具体的な行動に落とし込みにくくなります
この場合なら、「幸せになる」という具体的行動に落とし込んで「毎日感謝日記をつける」に言い換えてみる - 作って満足してしまう
マンダラートを作成すること自体に満足し、実践を忘れてしまうケースも多いです
この場合はマンダラートを日常で見返せる場所に貼り付けるなど、目に入るように工夫をしましょう
これらの失敗を避けることで、マンダラートの効果を最大限に引き出すことができます。
4 マンダラートの効果を最大限に引き出す方法
マンダラートは単なる目標設定ツールではありません。
大谷選手のように才能を伸ばし、人生に大きな変革をもたらす可能性があるツールです。
その効果を最大限に引き出すには、以下のポイントを押さえることが大切です。
まず、テーマ選びを明確にすること。
曖昧なテーマでは具体的な行動計画が生まれにくく、やる気も削がれてしまいます。
「今年中に〇〇を達成する」のような具体的なテーマを設定してみましょう。
次に、継続的に見直しを行う習慣をつけること。
マンダラートは一度作って終わりではなく、進捗を確認したり、新しい要素を加えたりすることで効果を高められます。
月に一度の振り返りを取り入れるなどをして、ブラッシュアップしていきましょう。
完了した項目にチェックを入れるだけでも達成感が増し、モチベーションを維持できますね。
まとめ
マンダラートは、目標設定や自己成長をサポートする強力なツールです。
大谷翔平選手をはじめとする多くの方が活用しているこの手法は、思考を整理し、行動計画を明確にすることで成果を引き出します。
初心者でも簡単に始められるシンプルさも魅力ですね。
紙とペンを使った手書きでもいいし、デジタルツールを活用してもいいです。
また、スポーツだけでなく、仕事や日常生活の目標達成にも応用できます。
この記事では、具体的な書き方やよくある失敗への対策、初心者向けの始め方まで紹介しました。
マンダラートを取り入れることで、自分自身の可能性を再発見し、人生をデザインする第一歩を踏み出せるのではないでしょうか?
まずは、小さなテーマから気軽に始めてみてください。
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